栃木県佐野市でいちご栽培が始まりました!いちご日記#1

こんにちは、いちごハウスかわかみの川上です!2024年5月にいちごの栽培が始まりました◎
安心安全な美味しい苺を、皆さんに食べてもらえるようにいちごが完成するまでの様子を『いちご日記』で紹介します!
「いちご作りって最初に何をするの?」「いちごのオフシーズンでは何をしているの?」
そう気になった方はぜひこのいちご日記を最後までお読みください!

親株を定植しました!そしてランナー苗作り

いちごハウスの中にあるいちごの苗と青いプランター

美味しいいちごの秘訣は、親株定植と言っても過言じゃありません!
5月末、いちごハウスかわかみでは、いちごの生育を左右する重要な作業である親株の定植とランナー苗作りが行われます。これらの作業は、翌シーズンのいちごの収穫を成功させるための基盤を築く重要な工程なのです!

そもそもランナー苗って何?

いちごを育てる際、「ランナー」という言葉を耳にすることがあります。
ランナーとは、いちごの親株から伸びる細長い茎のことで、いわば「子株」を作るための道具のようなものです。ランナーが土に接触すると、その先端に新しい苗(子株)が生まれます。この子株が「ランナー苗」と呼ばれ、親株とは別に育てられて、翌年のいちごを育てるための大切な苗となります。

いちごの苗

つまり、親株から離れた子供が「ランナー苗」!(まだ赤ちゃんなのでとても繊細です)

ランナー苗作りは、いちごの栽培において非常に重要な工程です。
健康な親株から生まれたランナー苗は、しっかりとした根を張り、丈夫ないちごの株に成長します。そのため、いちごハウスかわかみでは、ランナー苗作りに特に力を入れています。

親株からランナー苗を作る流れ

親株から伸びたランナーを切り離し、新たな苗として育てる作業(採苗)は、非常に繊細な作業です。株を傷つけてしまうと、いちごの炭そ病と呼ばれる病気に感染しやすくなるため、経験豊富なスタッフが細心の注意を払って行います。
※炭そ病は、糸状菌(かび)によって引き起こされます。

親株から伸びたランナーを切り離す作業

今回の作業では、健康な苗を選び出し、適切に調整して育てることが求められます。作業時の気温や湿度、土の管理も徹底しなければいけません!

トレイへの苗の移植と管理

徹底した管理のもとで行ういちごの苗作り

選別されたランナー苗は、専用のトレイに適正な量で丁寧に移植されます。

この作業もまた、いちごが健康に成長するために非常に重要です。トレイに入れられた苗は、その後適切な環境で管理され、しっかりと根を張るまで大切に育てられます。

今年の作業状況

今年のランナー受け作業は、5月の中旬頃に始まりました。例年に比べて作業の進み具合が早く、順調に進んでいます。作業の様子を捉えた写真も、ぜひご覧ください。

親株定植、ランナー苗作りの完成

いちごハウスかわかみでは、甘くて美味しい最高品質のいちごをお届けするためにスタッフ一同頑張っております!
今後もいちご栽培の最新情報をお届けしますので、どうぞお楽しみにしてください。